個人賠償責任保険

〜 自動車保険や火災保険の特約、JCBカードの保険がお勧め 〜

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過失により賠償責任が発生したときの補償

医療や年金など法律で手厚く保護されている会社員ですが、自分が他人に与えた損害の賠償まで補償してくれる制度はありません。

自動車事故によって与えた損害は自動車保険に入っていればカバーされますが、それ以外に賠償責任が生じるような事故は起こりえます。
そのような事態に備えるための保険が、個人賠償責任保険です。

火災保険や自動車保険の特約を利用する
クレジットカードの賠償責任保険に加入する

例えば次のようなとき、個人賠償責任保険が支払われます。

・買い物中にお店に置いてある商品を落として壊してしまった。
・子供が石を投げて近所の家の窓ガラスを割ってしまった。
・マンションベランダに置いてあった植木鉢が落下して駐車してあった車に傷をつけた。

また、他人にケガをさせてしまうような事態なら賠償額は高額になります。

・歩道を自転車で走行中に歩行者にぶつかって大けがを負わせた。
・飼い犬が他人に噛み付いた。
・スキー場で転んだときに他人にぶつかった。

実際に自転車と歩行者の事故では、自転車側の賠償額が数百万円、数千万円になったという判例もあります。

日本の法令では自転車は原則として歩道ではなく車道を走ることになっています。
例外として、道路標識等により許可されている場合、高齢者(70歳以上)や子供(13歳未満)、安全を確保する必要がある場合には例外的に歩道を通行することができますが、その場合でも歩行者を優先しなければなりません。
もし歩道で歩行者と走行中の自転車がぶつかれば、ほぼ一方的に自転車側に過失があるとみなさるでしょう。
しかし現実には自転車で走るには危険すぎる車道が多く、歩道を走らざる得ない道が多くあります。
子供の運転する自転車でさえも他人に(特により小さな子供や老人に)大怪我を負わせる危険性はあります。

自転車事故で、自転車側が過失の大きい「第1当事者」となった場合、その40%は未成年者です(2009年)。
一方、自転車乗用中の事故死者のうち、65歳以上は64%を占めています。
子供が「加害者」、高齢者が「被害者」となり重大な結果が生じるケースが目立っています。

ここで、自転車が加害者となった事故の事例をいくつか紹介します。

自転車同士の事故
2008年1月、狭い交差点で、70代男性が右から来た小学6年男児の自転車と出合い頭に衝突、転倒した男性は左すね骨折、小学生はすり傷を負いました。
男性が少年と両親に賠償を求め、判決は男性の過失も認めたうえで、男性が先に交差点に入った点を考慮。少年に賠償責任を負わせ、その両親の教育も足りなかったとして、連帯して537万円の支払いを命じ、確定しました。
少年の両親についても「危険な乗り方をしないよう具体的に指導すべきだった」と指摘しました。

高齢者と自転車の事故
男子高校生が、友人を後ろに乗せて片側2車線以上ある幅員の広い道路を走っていて交差点を通過したとき、横断中の高齢者(71歳)と衝突。高齢者は、転倒し死亡しました。

自転車の重過失
2011年5月、大阪市浪速区の国道でタンクローリーが歩道に突っ込み、歩行者の男性2人をはねて死亡させた事故で、大阪地検はタンクローリーを運転していた男性、およびタンクローリーの前に急に車線変更した男性を、処分保留で釈放する一方で、自転車で急に車道に飛び出しこの事故を誘発したとして、自転車を運転していた男性を重過失致死罪で起訴するという判断を下しました。

保護者への高額賠償命令
神戸市で2008年9月、小学5年生だった少年が自転車で帰宅中、歩道のない下り坂で正面から歩いてきた女性と衝突。女性は頭などを強く打ち、意識不明で寝たきりの状態となりました。女性の夫と保険金を支払った損害保険会社が、少年の母親に計約1億590万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁は「少年の前方不注視が事故の原因」と認定。「自転車の運転に関する十分な指導や注意をしていたとはいえない」として、少年の母親に計約9520万円の支払いを命じました。

自動車保険は任意保険に加入することが常識であるように、自転車に乗る人がいる家庭は個人賠償責任保険は必ず加入すべきではないでしょうか。

意外と安い!個人賠償責任保険

個人賠償責任保険は、支払われる補償額が高額となることがあるため保険料も高いような印象をもたれがちですが、実は月300円以下でも加入することができます。
保険料が安い個人賠償責任保険に加入できる2つの方法を紹介します。

1.火災保険や自動車保険の特約を利用する
2.クレジットカードの賠償責任保険に加入する

火災保険や自動車保険の特約を利用する

個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険の特約となっている場合が多く、保険料はそれほど高くありません。
例えば、自動車保険の賠償額の上限1億円の個人賠償責任特約なら、年間の上乗せ額は2〜3千円程度でしょう。

自動車保険ならネット上で簡単に保険料の見積もりができる保険会社も多いので、個人賠償責任特約がありの場合となしの場合の見積もりを作って差額を計算すれば、個人賠償責任部分だけの金額を知ることができます。

個人賠償責任保険の補償範囲は本人だけでなく家族まで含まれることがほとんでなので、家族のうち誰かがこの保険に入っていれば十分です。

逆に言うと、家族内で二つ以上の個人賠償責任特約を付けていると補償が重複して無駄だということです。
一つだけ残して他の特約は外した方が節約になります。
どの保険の賠償責任を残すのかですが、「補償限度額額が高い」「示談交渉付き」など補償内容の充実したもの、あるいは掛金(特約上乗せ分)の割りに補償内容が良いという費用対効果の高いものなどを選べばよいでしょう。

まだ誰も個人賠償責任保険を契約していないなら、自動車保険に個人賠償責任特約を付加することをお奨めします。

但し、ネット損保などの一部の自動車保険では「個人賠償責任特約」の設定がないところも多いようですから、保険会社のホームページ等でご確認ください。

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(個人賠償責任特約を付加できるネット損保です。)
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個人賠償責任補償特約で、保険金額を1億円、5,000万円、3,000万円の3つから選択できます。

クレジットカードの賠償責任保険に加入する

火災保険や自動車保険以外でおすすめの賠償責任保険は、
JCBカードの「トッピング保険 日常生活賠償プラン」です。
JCBカード会員が加入することができ、月額130円で家族全員に1億円までの賠償額が支払われます。
これに加えて自転車に乗っていた本人のケガの補償も付け足したい場合には月額260円の「自転車プラン」を選ぶこともできます。

クレジットカードの賠償責任保険は、自動車保険の特約とは違って、保険会社を変えて賠償責任特約が無くなってしまうという心配がありません。
この保険に加入することで、賠償責任特約が無い自動車保険に加入することになっても問題が無い(=自動車保険会社の選択肢が広がる)というメリットもあります。

ただし、一部のJCBカードには「トッピング保険」に加入できないものもあります。
加入できるJCBカードをまだお持ちでない場合は年会費無料の JCB EIT(ジェーシービー エイト)カード を作ると良いでしょう。
年会費が無料なので、賠償責任保険のためだけに持っていても年会費が負担になることはありません。
その一方で、ポイント還元率も1%以上と高いためメインのクレジットカードとして使うのにも適したカードです。
このカードはリボ払い専用のカードですが、月々の支払額を限度額と同じに設定することで実質一括払いのカードとして使うことができます。
(月々の支払額はインターネットから変更できます)
(一回払いのときリボ払い手数料は発生しません)



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